「身体障害者手帳」で日本の制度のありがたさを知る──在宅で妻を介護するということ(第16回)
「彼女を自宅で看取ることになるかもしれない」 そんな覚悟もしつつ、68歳で62歳の妻の在宅介護をすることになったライターの平尾俊郎氏。
今回のテーマは「身体障害者手帳」である。複雑な思いで取得したところ、思った以上にそのありがたさを知ることに――体験的「在宅介護レポート」の第16回である。
【当時のわが家の状況】
夫婦2人、賃貸マンションに暮らす。夫68歳、妻62歳(要介護5)。千葉県千葉市在住。子どもなし。夫は売れないフリーライターで、終日家にいることが多い。...