石原さとみ、お相手は創価学会員ではなかった 現役信者が語る「非信者との結婚」体験

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カミングアウト成功を祈り、お題目

 先述の通り、この信者氏は非信者の奥様と結婚した。ゴールインや新婚生活の苦労はなかったのだろうか。

「友人時代から自分の信仰は明かしていたので、交際もプロポーズもスムーズでした。義父が学会嫌いだと聞いていたので、お目にかかる時は緊張しましたが、実際に会ったら安心して頂いたようです。現在に至るまで、特に信仰については聞かれていません。私の部屋に作った仏壇で、一人でお題目を上げて生活しています。非信者のパートナーとの苦労でいえば、むしろ高校生の時、初めてできた彼女のことを思い出しますね……」

 創価高校ではなく、いわゆる普通の高校に通っていたという信者氏。彼女には創価学会の会員であることは伏せていたという。信仰を打ち明けたのは、交際から半年が経ってからのことだった。

「彼女が家に来るという話になって、もう黙っていられないぞと。学会宣言(※学会員だとカミングアウトすること)にも、彼女が家に来ることにも、ダブルでドキドキでした。成功するようお題目を必死に唱えたのを憶えています。黙っていてもよかった? 家に(池田)大作先生の写真が飾ってあるので、そうは行きません。打ち明けると『マジー?』という反応から始まり、『鳥居はくぐれるの?』『毎日お経読んでるの?』『いくらお布施してるの?』と質問責めでした。当時は2ちゃんねるで創価学会がよくネタにされていて、彼女は変に詳しかったんです。『鳥居はくぐっていい』『お経は読んでいる』『お布施は親がやっているから額は知らない』と説明したら、納得はしてくれました」

 熱心な学会員であるほど、周囲の人間を折伏(※信者にさせること)しようとした経験は多く、邪険に扱われた苦い思い出もある。「否定的なリアクションはあっても、肯定的なリアクションはまずありません(笑)」。ゆえに、友人や交際相手など、大切な人に学会宣言をするハードルは極めて高いのだという。

 ちなみに、この彼女とはしばらく付き合うも、信仰とは関係のない理由で別れたそうだ。

学会員の「式場」は?

 石原夫妻の挙式情報は、現在のところ報じられていない。が、お相手も入信したとなれば「学会の会館で式を挙げる可能性もありますね」と信者氏はいう。

「創価学会員同士の結婚であれば、所属している地区の会館で式を挙げることが多いんです。その地区の男子部・女子部の信者が設営を手伝い、紅白の垂れ幕などで部屋を飾り、式場に仕立てます。“神前式”ならぬ“ご本尊前式”ですね。いわゆる神父のポジションには『導師』という、地域の幹部が就きます。自分が参加した式ではスーツとウェディングドレス姿でしたが、和装の場合もあるみたいですね。ただ、やっぱりこの式に呼べるのは親族と信仰関係の方たちだけで、非信者の友人や会社関係の方たちは招きにくい。だから会館式とは別に、普通の式場でも結婚式を挙げる人たちもいると聞きます」

 昨年結婚した信者氏は、東京都内のホテルで結婚式を挙げ、会館式は行わなかった。もし式を2つ挙げるとなれば、莫大なお金がかかりそうだ……と思いきや、さにあらず。会館での結婚式は無料なのだという。

「ハワイのホノルルにあるSGI(創価学会インターナショナル)の会館で挙げても、会場代はタダ。これを狙ってハワイで挙式する信者夫婦もいるみたいです。ネット上には“旦那が学会員なので、わざわざハワイで挙げることになった”という、非信者と思しき奥様の愚痴もありました」

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