アメリカ原作超え「コールドケース」 制作陣の矜持を感じる良質なドラマ、キャスティングの妙にも注目
海外ドラマ原作のリメイク版は、たいていが露天商の偽造品レベルに終わる。ナイキでなくミケ、アディダスではなくアディオス、ヴィトンではなくボトン。それはそれで笑えるが、日本版が原作を超えることはほぼない。唯一「日本版のほうが面白いんじゃね?」と思わせるのが「コールドケース~真実の扉~」だ。
最近、大手芸能事務所に魂を売り始めて心配だったWOWOWが制作。2016年から始まり、今はシーズン3まで展開。主演の吉田羊姐さんは適役だし、神奈川県警捜査一課で未解決事件を追うチームが最強の布陣。...