1800万円受領の「吉川貴盛元農水相」も二階派 なぜクズ議員ばかり集まるのか【リスト付き】

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大半が問題議員!?

 記事には吉川元農相の名前も登場する。毎日新聞は二階幹事長が《菅政権誕生への流れを作った》とした上で、菅義偉首相(72)が人事で二階派を優遇したことを指摘した。

《二階派で入閣待機組の筆頭だった平沢勝栄復興相の初入閣をかなえ》、《新設した選対委員長代行に吉川貴盛元農相を登用するなどした。無派閥の首相を支える二階派は「事実上の総裁派閥」(党関係者)ともささやかれ、国会でも金田勝年元法相を衆院予算委員長に押し込んだ》

「二階幹事長の面倒見がいいのは有名な話です。北海道で落選に泣かされてきた吉川元農相が大臣を務めるほど“出世”したのも、二階派に所属したためです。とはいえ、二階派は政策通が少なく、利権屋が多い“烏合の衆”であることは否定できません。来る者拒まずで、理念ゼロの問題議員も受け入れますから不祥事が多い。結果として自民党内からも嫌われることになります」(前出の政治担当記者)

 産経新聞は18年10月、朝刊に「入閣へ、寄らば二階派 改造で閣僚2人増…『移籍組』も 領袖手腕に羨望の声」との記事を掲載した。

 この記事に登場する二階派議員は、大半が後に問題を起こしている。具体的には吉川元農相と同じように額賀派から移籍した桜田義孝・元五輪相(71)、谷垣グループ(有隣会)で活動していた今村雅弘・元復興相(73)、岸田派に所属していた福井照・元沖縄北方担当相(67)──という面々だ。

逮捕から男女問題まで

 表にまとめてみたので、ご覧いただきたい。問題の重要性から最初に逮捕や書類送検された議員から記載しているが、その数が何と3人もいる。

 今村元復興相は17年4月4日の閣議後に開かれた記者会見での発言も物議を醸した。

 原発事故での自主避難者への住宅の無償提供が打ち切られたことを、厳しく質問したフリージャーナリストに向かって「なんで無責任だって言うんだよ。撤回しなさい」、「二度と来ないでください、あなたは」と感情的に噛みついたのだ。特にテレビのニュース番組でオンエアされた様子をご記憶の方も多いだろう。

 2番目の表は、男女関係で主に週刊誌に批判された議員を集めた。ちなみに二階派に“入会”する前だが、FRIDAYが細野元環境相と山本モナ(44)の不倫を報じ、キス写真が掲載された過去があるのも興味深い。

 表には含めなかったが、朝日新聞は1月3日、「西川元農水相にも1500万円超 在任中含む7年間 鶏卵業者供述」との記事を掲載した。

 アキタフーズが《西川公也(こうや)・元農水相(78)にも2014~20年の7年間で1500万円超を渡したと供述していることがわかった》と報じたものだ。

 この西川元農相は12年、二階派の事務総長に就任している。だが17年の総選挙で落選。内閣官房参与に任命されていた。

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