お年玉で購入したい! 電動ファン内蔵の超・本格派「N95マスク」と最新紫外線グッズ
米国労働安全衛生研究所が定めた規格
昨年は新型コロナウイルスによる未曾有の災難に襲われた一年だった。今年2021年(令和3年)こそはコロナを克服する年になってほしいと願うが、残念ながら収束の兆しはまだ見えてこない。
しかし、この一年で「マスク」と「紫外線グッズ」も相当進化している。
帰省を諦めて正月をお家で過ごしている人も多いだろう。
ゆっくりお餅とミカンでも食べながら、今回紹介する最先端のコロナ対策アイテムの導入を検討してみてはいかがだろうか。
これまでに、「やっぱりUVに軍配!? マスク消毒のための『殺菌グッズ』厳選5」、「やっぱり紫外線! アベノマスクをUV除菌ケースで消毒してみたら…!」、「UVか加湿か…ウイルス対策『最新家電』、ベスト3はこれだ!」、「アベノマスクだけじゃなくスマホも withコロナ時代の紫外線除菌『最終兵器』」といった記事で、マスクを除菌する紫外線グッズなどを紹介してきた。
今回は、フィリップスが11月19日に発売した最新マスク「ブリーズマスク」を紹介しよう。電動ファンを内蔵した「N95マスク」だ。
N95マスクとは、米国労働安全衛生研究所が定めた防塵フィルターの規格「N95」(0.3μm以上の微粒子を95%以上除去する性能基準)を満たすマスクをいい、工事現場の他に医療現場などでも使われている。いわば「ガチ」の本格派マスクだ。
このN95フィルターを採用した「ブリーズマスク ACM066」は、フィリップスによれば、ウイルスの98・87%、細菌の99%、PM2・5と花粉の95%をカットするとのこと。これは素晴らしい。
しかし、一つ大きな問題がある。それは、N95マスクは「防塵性能が高い」=「密閉感がスゴイ」ので、息がしにくいという点だ。普通のN95マスクを着けて歩き回ると呼吸が苦しくなる。
「レンズが曇って困っている」という人にも
そこでフィリップスは、マスクに小型の「電動ファン」を内蔵させた。
毎分41リットルの空気を排出するというハイパワーのファンだ。
メガネを使っていて普通のマスクでは「レンズが曇って困っている」という人にも朗報だろう。
使う前に必要なのは、マイクロUSB端子で充電することだけ(満充電に約3時間)。実稼働時間は最長で3・5時間。
ボタン一つで3段階に調整できる風量をマックスにすると実働2時間になる。
運動時など、ココぞというタイミングでファンを駆動させる使い方なら、常用マスクとしても十分だ。
肝心の装用感だが、電動ファンのおかげで、N95マスク特有の「息苦しさ」が見事に解消されている。これは本当に素晴らしい。
ただし、ファンが動作している間は、ブーンという微かな風切音がするとともに、正面のLEDが青く点灯する。
人によっては若干の「恥ずかしさ」を感じるであろうことは否めず、「マスクにそこまでの存在感が必要か」という思いを持つかもしれない。
しかし、そういう人はぜひ、紀里谷和明監督の映画『CASSHERN』(2004年)を思い出してほしい。
21世紀で最も難解な映画の一つとも言われ(2021年正月時点)、映画史にその名を刻む金字塔的な作品だ(Amazonプライムビデオで絶賛レンタル中)。
人類の苦悩と愛を背負って闘う新造人間キャシャーン(人造人間ではなく、新造人間です)の「マスク」は、これでもかというぐらい大きいのだ(隙間も大きいが、自動折りたたみ式です)。
これくらい目立つマスクでないと、闘えない――。
そう考えれば、マスクを装着した際の恥ずかしさなど、いくらでも耐えうる(はず)。
フィリップスのブリーズマスクは、コロナの時代にふさわしいN95基準の性能を誇るだけでなく、青色LEDに象徴される強いメッセージを打ち出している新世代のマスクなのだ。ぜひお試し頂きたい。
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