女性宮家に代わって浮上した「皇女」案をどう捉えるべきなのか
女性宮家に代わり愛子内親王などを対象にした皇女(こうじょ)案は唐突ではなかった
秋篠宮さまの立皇嗣の礼が終わり、眞子さまに続いて秋篠宮さまの記者会見でのご発言が話題となる中、政府による「皇女」案の検討が現実味を帯びてきた。女性宮家に代わって愛子さまなど内親王を対象とするものだが、それはいかなるもので、どう捉えるべきかをじっくり考えてみたい。
昨年11月24日以降、マスコミ各社は政府が皇女案の検討に入ったとするニュースを一斉に報じた。例えば共同通信は、次のような内容を配信した。
〈政府が皇族数減少に伴う皇室活動の担い手確保策として、女性皇族が結婚した後に「皇女」の尊称を贈り、公務への協力を委嘱する新制度の創設を検討していることが分かった。...