「慰安婦合意」から5年が経過 日韓関係の足を引っ張り続けた「中央行政機関」とは?
“女性家族部”は“慰安婦”で転換
日韓首脳が慰安婦問題の解決にグッと舵を切ってから5年。その後、時計の針は逆回転したかのように、この問題は迷走を極めている。それを助長したのは慰安婦支援団体「正義連」であり、主導してきた尹美香議員とされてきたが、もう1つ、国家機関の存在があったのだ。(前回から続く)
金大中大統領率いる左派政権は2001年、女性の人権を保護し、出産・養育を支援して幸せな家庭環境を造成する目的で中央行政機関「女性部」を新設した。
韓国社会に蔓延していた男尊女卑と女性差別がなくなる期待が高まったが、女性部は女尊男卑の政策を乱発、男性に対する差別を招いて、男女間の葛藤を助長させるという皮肉な結果を招いた。...