何億円という大金がドブに消えた…球史に残る「FA大失敗組」ワースト3
オフシーズンのプロ野球界で最も注目されるのは、やはり大物選手のFA移籍である。今オフは巨人を中心にこの話題で持ち切りだ。2020年シーズンも楽天からロッテにFA移籍した美馬学が二桁勝利を挙げ、クライマックスシリーズの進出に貢献したが、28年のFAの歴史を振り返ってみると、コストにまったく見合わない失敗組もかなりの数に上っている(金額はいずれも推定)。
“FA史上最大の失敗”といわれるのが、2001年の川崎憲次郎だ。前年8勝10敗の川崎は、ヤクルトとの初交渉で年俸ダウンを提示されると、残留の意向を撤回、FA権を行使した。...