今井メロと兄妹喧嘩後、成田童夢がキャンピングカーで日本一周の旅に出たワケ

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 成田童夢(35)といえば、同じ元スノーボード日本代表で妹の今井メロ(33)が、小学生の実子を自分では育てられないので施設に預ける、と公表して世間を騒がせたばかり。ネット上では今井に対して称賛の声が上がったが、成田が「デイリー新潮」の取材に「子供のためを思えば公表すべきことではなかった」と語ったため、論争を呼んだ。そんな騒動後、兄は突如、キャンピングカーに乗って、家族で日本を一周する旅に出るという。いったい何があったのか――。

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 茨城県水戸市の公園に、ひときわ目立つキャンピングカーが停車してあった。車体には、親子のイラストと“童夢チャンネル”の文字。近づくと、成田は車から出てきて、手を振って迎えてくれた。

「妹の件とはまったく関係ないですよ。今回の旅はもともと決めていたことですので。普段は毎年、ウィンターシーズンはスノーボード関係のイベントでスキー場を巡るのですが、今年はコロナ禍でほとんどキャンセルになってしまいました。このままスキー場が疲弊していくのを黙って見ているくらいならば、自分から巡ってみようと思い立ったのです」

 成田には、30歳になる妻と1歳8ヶ月の男児がいるが、いつも家族を残して家を出ることが気がかりだったという。

「特に今年はコロナもあったし、まだオムツも取れていない息子を、妻ひとりに押し付けて家を出るのは申し訳なくて。そんな時に閃いたのがキャンピングカーでした。これならば、授乳もおむつ換えも気にすることなく旅に出られます。私も育児に参加できますので、妻の負担軽減にもなる」

800万円のキャンピングカーで協賛者を探しながら日本一周へ

 中を見せてもらうと、広々とした快適な空間である。大人3人、テーブルを囲んでも余裕ある。暖房も効いてポカポカで、息子はスヤスヤ。聞けば、走行中に蓄電する仕組みになっており、満タンになれば夜通しエンジンをかけずに暖房をつけていても問題ないとのこと。このリビング空間も、机を外し、収納してしまえば、3分も経たずにベッドに早変わり。親子3人が川の字になって寝ても、まったく問題ない広さである。

 その上、テレビ、ウォーターサーバー、冷蔵庫、キッチンまでついている。まさに動く家とも言えるこの本格的なキャンピングカーは、800万円もするとのことだが、

「スポンサーを募り、予算を圧縮することに成功しました。食費も行く先々で協賛してもらい、節約する作戦を立てています。今回の旅に先立ち、YouTubeチャンネルも開設したのですが、私が協賛企業を番組で宣伝させていただく代わりに、食料品などをご提供していただくという仕組みです。旅に出てまだ2日目ですが、初日の土浦でもさっそく農園で米とサツマイモをいただきました」

 これから大洗港からフェリーに乗って、一気に北海道まで北上することまでは決まっているというが、

「その先は白紙に近い状態です。ゴールデンウィークくらいまで半年間で、回れるだけ回ってみようと考えていますが、どうなることやら。予算のやりくりなども含めて、家族で乗り切れていければいいと考えています」

メロとは大ゲンカ。「兄の想いが伝わらなかったのは残念です」

 ところで、その後、今井の様子はどうなのだろうか。12月1日、今井が小学生になる長女を施設に預けるとブログで公表した直後の同3日、成田は「デイリー新潮」の取材に答えた。そして、今井の長女を自分が引き取り、代わりに育てるつもりで準備を進めていたのに、相談もなく児童養護施設に預けるとブログで発信したことについて、不信感をあらわにした。また、昨年、今井が会社経営者と3度目の結婚をし、3人目となる次女を出産したものの、スピード離婚していた事実も明かした。(今井メロ「長女を施設」公表に兄・成田童夢が「相談して欲しかった」 メロ本人にも直撃:12月3日掲載)。

 成田は直近のメロの様子をこう語る。

「『デイリー新潮』の取材を受けた直後、『なんであんなひどいことを言うの!』と怒って電話をしてきましたよ。そればかりか、怒りにまかせてブログで私を誹謗中傷し出すなど大変でした。すぐに消してしまいましたがね。それ以降、連絡を取っていません。これまで幾度も兄妹喧嘩を繰り返してきましたが、今までで一番深刻かもしれませんね」

 ただ、取材に答えたことはまったく後悔していないと話す。

「自分に都合のいいことばかり明かして、世の中の同情を買う彼女のやり方は、明らかにおかしいと思った。そういうかたちで再び妹が世の中に出ていくことで、傷つくのは彼女の子供たちです。長女の将来を考えれば、公表する必要などなかったことです。彼女は今回ブログを開始するにあたって芸能事務所と契約しています。長女を施設に預けるとか言いながら、自分の芸能活動再開に向けては意欲満々というのは明らかにおかしいでしょう」

 ただし、兄として妹への情が消えることはないという。

「結局、最後に傷つくのは彼女自身です。彼女の暴走を止められるのは兄である私しかいないと思って、インタビューで真実を明かしました。それが彼女に伝わらなかったことは残念ではありますが、いつか分かってくれるときがくればいいと思っております」

週刊新潮WEB取材班

2020年12月23日掲載

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