「日本人の7人に1人」知られざる“境界知能”とは 悲惨な事件の背景にある問題
29歳男性と“同居した60代女性”の悲惨な末路
不幸な生い立ちは犯罪を起こした理由にはならない。正当化の理由にもならない。同じような境遇でもまっとうに生きている人はいるのだから――こうしたコメントはよくネット上で目にする。また、日常会話でもこういう意見を言う人は珍しくない。
もちろん貧しさは窃盗の動機にはなるが、それを正当化する理由になる、とまでは言えまい。また、いかに相手に腹が立ったからといって傷つけてよいはずもない。
これは正論ではあるが、一方で議題にあがりづらいのは、犯罪者の知能の問題である。...