米大統領選、バイデン当選確定で更に深まる分断 第2次南北戦争の兆しが見えてきた

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 米大統領選は12月14日、選挙人投票でバイデン前副大統領の当選が確定した。バイデン氏は正式選出後の演説で「私に投票しなかった人々のためにも懸命に働く」と国民の結束を訴えたが、事態はむしろ悪化している。

 テキサス州共和党のウエスト委員長は12月12日、米連邦最高裁判所がテキサス州主導で大統領選の激戦州の投票を無効にするよう求めた訴訟を退けたことを不満として、「新南部連合」の結成を呼びかけたのだ(12月14日付FNNプライムオンライン)。

 この訴訟は、「ジョージア、ペンシルベニア、ミシガン、ウィスコンシンの4州で大統領選挙が不正に行われた疑いがあり、投票ではなく州議会が大統領選挙人を選出すべきである」としてテキサス州が起こしたもので、フロリダ、テネシーなど17州と106人の連邦下院議員が原告として名を連ねた。...

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