【コロナ迷走】政権中枢の不協和音 菅首相と麻生氏の間にある「因縁」
「菅は虚像が大きくなっている」
12月16日に発足から3カ月を迎えた菅義偉内閣は、コロナ対策で迷走し続けている。その様子をすぐそばから冷ややかに見つめる男がいる。副総理の麻生太郎だ。
「菅は虚像が大きくなっている」
麻生は菅が「令和おじさん」として一躍脚光を浴び、ポスト安倍として存在感を高めていったときから心中穏やかではなかったという。麻生は菅という人間を政治家として信じ切れないでいた。その理由が『喧嘩の流儀 菅義偉、知られざる履歴書』(読売新聞政治部・著)には克明に記されている。...