「THE W」で優勝「吉住」の今後を占う 実力は折り紙付きで唯一の心配は?
審査員の“慧眼”
12月14日、「女芸人No.1決定戦 THE W 2020」(日本テレビ系列・20:00)が放送された。“一番面白い女性芸人”の座を巡って熾烈なバトルの末、ピン芸人の吉住(31)が優勝した。
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決勝の1回戦で披露したネタは「野球の女性審判」。試合が長びいて彼氏との待ち合わせに遅刻したため、審判のユニフォームで駆け付けると……という設定だった。
審査員のヒロミ(55)は、「審判を題材に、ここまで面白くできるんだっていう、まあ見事でしたね。面白かったです」
アンガールズの田中卓志(44)は、「女審判というフレーズ、設定の持っていき方も今まで見たことないし、演技力も圧倒的にあって、今後の女性ピン芸人でぐんぐん伸びそうな感じも」
と、2人とも高く評価した。
最終決戦のネタは「銀行強盗」。強盗犯の前で、吉住が演じる銀行員は奇妙にハイテンション。その理由は上司のことが大好きで……というネタで栄冠を勝ち取った。
民放キー局でバラエティ番組の制作に携わる関係者は、「吉住さんの優勝は、終わってみれば、『当然』という声が多いです」と言う。
「吉住さんは『THE W』に第1回からチャレンジしており、一昨年に決勝進出を果たしています。やっと大輪の花が咲いたということでしょう」
ガチ審査の栄冠
決勝戦の1回戦で、ゆりやんレトリィバァ(30)、お笑いコンビの「はなしょー」と、トリオの「ぼる塾」を破ったのは、実力以外の何ものでもないという。
「吉住さんは人力舎の所属ですが、審査員も『M-1グランプリ』(テレビ朝日系列)並みにしっかりしており、よくある吉本興業への忖度も見られませんでした」(同・関係者)
この関係者は、「もし番組が話題性を重視していたなら、ぼる塾に優勝させたに違いありません」と指摘する。
彼女たちの「まぁねぇ~」は今年の流行語大賞ノミネート語30に選ばれている。大会でも、ぼる塾は1回戦の審査で、視聴者投票の1票を勝ち取った。吉住より世間の注目度が高かったのは間違いない。
「審査員が忖度なしのガチ審査を行ったからこそ、吉住さんの才能を視聴者に伝えることができたのではないでしょうか。
私も笑い転げたというより、ネタの完成度が高いことに感心しながらテレビを見ていました。逆に大爆笑したのが、優勝が決まって号泣しながら『どうも、石原良純です』と言い放ったことです(笑)。彼女に無限の才能を感じた瞬間でした」(同)
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