昭和歌謡曲は「今なら炎上」の歌詞ばかり 当時の曲を聴いてみると――(中川淳一郎)

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 もしも、歌謡曲の「3年目の浮気」(ヒロシ&キーボー・1982年)と「ホテル」(立花淳一・1984年)が2020年の新曲だったら──。ツイッターで炎上し、「炎上ウオッチメディア」がこぞって記事にしてこの2つの曲を販売中止に追い込んだことでしょう。

 以前書きましたが、「マルちゃん正麺」のツイッターPR漫画の最後のコマで、ラーメンを食べていない母親が皿洗いをし、夫が皿を拭いているだけで、「なぜ食べた自分が皿を洗わない!」と叩かれる時代ですから。そして、たいした数の批判でもないのに、メディアが「批判が寄せられている」と「炎上」を演出し、企業が謝罪してその表現は闇に葬られる。...

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