身の毛もよだつ写真に絶句……浪費と浮気の果てに夫に子供を連れ去られた妻の後悔
欲しいものは何でもカードで
夫はトラックの運転手で、月給は手取りで30万円ほどだったというが、
「貯金はゼロ。車好きで、結婚前から乗っていた『アルファード』の月々7万円のローンが、2年も残っている状態だった。にもかかわらず、『結婚して子供も産まれるんだから新車を購入したい』と言うのです。そして600万円もする『ヴェルファイア』を、ローンを組み直して買ってしまった。一方の私は、どちらかというと倹約家で、貯金は300万円くらいありました。だから、『まあ何とかなるか』と甘やかして買ってしまったのです」
それだけでなく、買い食いなどの浪費癖もひどく、
「弁当と水筒を持たせても、それでは足りないとコンビニでお菓子やらジュースやらタバコやらと、じゃんじゃん1日2000円くらい使ってしまい、小遣いが足らなくなる。さらに欲しいものは、カードで歯止めなく買う始末。新居に越した際の電気製品や家具などもすべて私の貯金から買い揃えました。出産前に私が会社を辞めて収入が途絶えてしまうと、あれよこれよと、ついには2年ほどで蓄えも尽きてしまいました」
“裸で待っていてね”浮気相手に送ったメール
さらに亜希子を悩ませたのが、女癖の悪さであった。
「出産前からすでに、女性の影がありました。夜、電話しながら帰ってくるので、誰だろうと思って、風呂に入っている間に、携帯を盗み見ると、女性と『会いたい』などとメールをしているのです。最初は、子供が生まれて自覚が出れば治るだろう、くらいに思って見過ごしていたのですが、出産日も外泊しようとしたことに気づき、私もブチ切れた。その時、彼は泣きながら土下座し、『もうしません、許してください』と謝ったのです」
ただ、それはポーズだけで、次の日も同じ女性に連絡していたという。
「その後も『裸で待っていてね』とか、気持ちの悪いメールを送っていました。やがて、私は第二子の長男を妊娠するのですが、まだ浮気が止まらなかったので、その女性に直接電話して『既婚者だから二度と夫と連絡しないでください』と訴えました。でも、一時的に鳴りを潜めても、すぐに浮気を再開。さらに、別の女性とも密会していることまで発覚してしまった」
義母は言った「避妊手術をしなさい」
だが、亜希子はひたすら耐え抜こうとした。
「結局のところ、デタラメな夫を受け入れてしまった私も悪かったと思っています。結婚して間もなく最愛の母を亡くしてしまった私は、家庭を守っていきたいという思いが強かった。また私が生来、我慢強い性格だったのも夫を増長させたのかもしれません。私自身は小遣いが月に5000円くらいしかなくても平気で、外に出て働くことも苦ではありませんから」
長男を出産後、生命保険会社で正社員として働くようになると、
「私が家を開けることをいいことに、彼はどんどん浮気を重ねていきました。金遣いもどんどんひどくなり、クレジットカードの利用額が7万円にも達するように。私が働いても足りないので、夫の実家に無心しなければやっていけないのですが、彼はそれを私にやらせるのです。義母からはやりくりできない私が悪いくらいの言い方をされました。その後、第三子となる次女を身ごもったのですが、義母からは『子供ができないように避妊手術をしなさい』とまで言われました」
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