今年の「M-1グランプリ」 業界通がこっそり教える「4組プラス1」の優勝候補
ピン芸人が結成したコンビ
◆見取り図[盛山晋太郎(34)・リリー(36)]
「3年連続の決勝進出となりました。M-1の雰囲気、勝負の仕方を知っているのは強みです。もちろん漫才の実力も折り紙付きです。
バラエティ番組の出演も重ね、場数を踏んできました。様々な経験が、今年のM-1で開花するかもしれません」
◆おいでやすこが[おいでやす小田(42)・こがけん(41)]
「ピン芸人の2人が結成した異色のコンビです。小田さんは5年連続で『R-1ぐらんぷり』(関西テレビ制作/フジテレビ系列)の決勝に進出している実力派です。
小田さんはキレ芸が有名なので、コンビでも同じスタイルで来ると思います。これがM-1審査員のツボにはまるかどうかが運命の分かれ目だと思います。
他のコンビとは違う空気を持っているのは間違いありません。心配なのはメンタルで、緊張しすぎてボロボロにならないことを祈っています」
史上最年長ファイナリスト
◆錦鯉[長谷川雅紀(49)・渡辺隆(42)]
「長谷川さんは歴代最年長のファイナリストとなりました。“最強のバカ”である長谷川さんが繰り出すボケに、渡辺さんが冷静にツッコミを入れます。渡辺さんの猛獣使いのようなキャラクターも要チェックです。
爆笑問題の太田光さん(55)や、博多華丸・大吉の博多大吉さん(49)も絶賛しています。珠玉の“おっさん漫才”が審査員にハマる可能性はあるでしょう」
◆コウテイ[下田真生(27)・九条ジョー(26)]
「彼らはファイナリストではありません。敗者復活枠を勝ち抜いた上で、優勝する可能性があると考えています。いわゆる“大穴・ダークホース枠”ですね。
今年、ABCお笑いグランプリで優勝し、勢いがあります。尖った芸風、不思議な感覚の漫才で、異彩を放つコンビと言えます。
実は松本さんも『面白い』と実力を認めています。本番で旋風を巻き起こせば、大番狂わせがあるかもしれません」