世界で勝てるグローバル・メドテック企業へ――竹内康雄(オリンパス取締役 代表執行役社長兼CEO)
日本のモノ作りの衰退が叫ばれて久しい。その中にあって、オリンパスは独自に発展させた消化器内視鏡が世界シェアの7割を占めている。圧倒的強さの秘密はどこにあるのか。年内いっぱいでカメラ事業から撤退、医療機器メーカーとして更なる発展を企図する老舗企業のグローバル戦略。
***
佐藤 小学生の頃、我が家のカメラはオリンパス・ペンでした。一般のフィルムの半分のサイズで撮れるので、フィルムの節約ができると両親が愛用していました。...