“軍艦島弁護士”と呼ばれた文在寅、「3度目の敗北」は不可避に

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石炭を掘っている写真は日本人鉱夫

 韓国側は日本が「強制動員」の歴史を否定しているというが、反論も少なくない。

 戦争当時、端島に住んでいた多くの日本人生存者が、朝鮮人に対する差別はなかったと証言し、強制連行された奴隷のような生活ではなかったと述べている。

 動画が制作され、日本のほか韓国でも紹介された。

 韓国誠信女子大学の徐敬徳(ソ・ギョンドク)教授は2017年7月、米ニューヨーク・タイムズスクエアの大型広告板に、朝鮮人が日本に連行され、強制労働させられたという「軍艦島の真実」(15秒の映像)を流した。

 しかし、映像のなかで石炭を掘っている写真は朝鮮人ではなく、日本人鉱夫だと判明。

 ほかにも韓国教科書で元朝鮮人徴用工だと紹介された写真が日本人労働者だったと確認された例が数回あった。

 今度は、“軍艦島弁護士”だった文在寅大統領が説明する番ではないか。

 5年前の佐藤前大使の発言を自己流に解釈し、「強制的に動員した」という言及が欠落したと問題にするのではなく、皆が共感できる歪曲の根拠を挙げるべきだろう。

柳知仁(ユ・ジイン)

週刊新潮WEB取材班

2020年12月13日掲載

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