「グッとラック!」打ち切り報道は本当か 業界の常識から考えてあり得ない2つの根拠

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 TBS「グッとラック!」が揺れている。11月の小林摩耶アナ(41)の降板騒動に続いて、今度は来年3月末での打ち切り報道だ。写真週刊誌「FLASH」(12月15日号)が最初に報じ、スポーツ紙も後を追うなど、既成事実化しつつある。だが、業界の常識から言って打ち切りはないとの声もある。

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「グッとラック!」がスタートしたのは昨年9月末。来年3月での終了では、わずか1年半でピリオドを打つことになる。理由は視聴率の低迷だ。そもそも前番組の「ビビット」の打ち切りも低視聴率が原因だった。そこで、新番組のMCには舌鋒鋭い発言を期待して立川志らく(57)を抜擢したのはご承知の通りである。

 本人も乗り気で、「(師匠の談志が)私に持っていた不満は、テレビで売れていないこと。最大の親不孝でした」と、テレビで売れたいという思いがあった。

 民放プロデューサーは言う。

「志らくさんは後番組の『ひるおび!』のコメンテーターとして出演し、その発言がネットで炎上するなど注目されていましたからね。だからといって、MCでもそれができるかどうかは別問題でした」

スペシャルウィークで上昇

 初回視聴率は2・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)で、「ビビット」の最終回3・1%を下回った。19年12月16日には、1・6%という最低記録も生み出した。以来、1~2%をウロウロ、朝の情報番組がしのぎを削る時間帯で、最下位に沈んでいた。

「話題になるのは低視聴率のことばかり。見ている人が少ないのですから、炎上するわけもない。志らくさんの発言も切れ味は悪かった。ようやく番組の内容が話題になったのは今年の春、スペシャルウィークとして様々なゲストをコメンテーターに招いてからです」

 中でも辛坊治郎氏(64)の活躍については、デイリー新潮でも「コロナ禍でとうとう『グッとラック!』も視聴率上昇 辛坊治郎にも感謝?」(4月23日配信)で報じた。

「スペシャルウィークでは初の4%台を記録しました。7月にもスペシャルウィークとして田村淳(47)や橋下徹氏(51)などを日替わりゲストとして呼んでいました」

 視聴率も2~3%となり、たまに4%台を出すことも。そこで10月改編(9月28日放送分)からコメンテーターを刷新。月~金のメインコメンテーターに田村淳、曜日別の新コメンテーターに橋下氏や、3時のヒロインの福田麻貴(32)、フワちゃん(27)を迎えて、リニューアルしたのだ。

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