米山隆一氏が新潟5区で立候補 「ひるおび!」降板の妻・室井佑月氏が秘密兵器になる?
橋下氏の次は熊谷市長
これに米山氏はツイートを返し、更に橋下氏が《最低な奴だ》と罵倒する場面もあったのだが、きりがないので割愛させていただく。
橋下氏との論争は多くのメディアに報じられ、「知事にふさわしい発言なのか、そもそも知事がTwitterに興じていいのか」という議論が新潟県内でも高まった。
米山氏は4月6日の知事会見で、Twitterの使用は続けると言明、「議論は好き」と県民に理解を求めながらも、「立場がある者として、真意がよく伝わるやり方を考えるべきだったと反省している」と謝罪する一幕もあった。
橋下氏と米山氏の論争は3月14日から3月17日まで続いた。それを受けての4月6日の会見だったわけだが、米山氏は3月30日に新しい“バトル”の口火を切っていた。
今度の論争相手は、熊谷俊人・千葉市長(42)。ちなみに熊谷氏は今年11月2日に千葉県知事選への立候補を表明している。
文部科学省は17年3月、新しい学習指導要領を告示したのだが、中学校で行われる武道の中に「空手道、弓道、合気道、少林寺拳法、銃剣道」を明記した。
この中にある《銃剣道》に米山氏は強い不快感を示し、3月31日に以下のようなツイートを投稿した。
《新学習指導要領で選択制とはいえ中学校の武道に「銃剣道」が入るとの事です。私は反対です。柔道、剣道、相撲はルールも整備され、競技人口も多くスポーツとして確立していますが、銃剣道はその状況になく時代錯誤としか言えません。恐怖を覚えます》
熊谷市長の質問は無視
銃剣道というスポーツに対し、現職の知事が「時代錯誤」や「恐怖」と非難するのはいかがなものか──大きな反論が沸き起こったことも関係したのか、米山氏は同じく31日に、以下の投稿を行った。
《言わずもがなですが日本で「銃剣」を所持することはできません。銃剣術を習っても護身に用いることは不可能ですし棒を使った護身術なら剣道が上です。習った後競技を続けられる人も極めて限定されます。当然ですが近代戦において何の役にも立ちません。戦前精神論への郷愁以外のいったい何でしょうか?》
これに疑問を示したのが熊谷市長だ。
《米山知事、日頃の活動に敬意を表します。軍国主義的郷愁を感じるとは具体的にどのような事実があるのかご教示頂けますか?男性保育士活躍に脅威を感じて私にご意見を頂いた方々の多くのツイートに銃剣道を軍国主義的として反対を表明している方が多数だったのは事実です》
熊谷市長は「ご教示頂けますか?」と問いかけたが、これに米山氏が答えることはなかった。無視する格好で、以下のツイートを投稿した。
《繰り返しですが、銃剣道の学習指導要領への採用の背景に軍国主義的郷愁を感じる事と、銃剣道を貶めることは全く次元を異にする事です。昨今何かの批判に対して、批判の本筋と無関係な「〇〇を侮辱するのか!」という感情論を持ち出して批判自体を批判するロジックが多用されますが、感心しません》
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