日テレ「幸せ!ボンビーガール」は今田耕司投入でも大ピンチ 消えたMCと演出に原因

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テコ入れも空振り

 タレントの今田耕司(54)が11月24日、バラエティ番組「幸せ!ボンビーガール」(日本テレビ系列・火・22:00)にスペシャルMCとして登場し、大きな話題を呼んだ。

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 番組の公式サイトを見ると、MCは水卜麻美アナ(33)と記載されている。だが、かつては水卜アナと山口達也(48)の2人で担当していた。

 スポーツニッポンは2013年2月、「日テレ『幸せ!ボンビーガール』レギュラー昇格 山口達也司会」という記事を掲載している。

 深夜枠や5回のスペシャル番組が好評だったと記事は紹介し、山口の「家族みんなで見ていただけるとうれしいです」という抱負を伝えている。

 その山口は18年4月、女子高生に対して強制わいせつを行った容疑で書類送検され、5月に起訴猶予処分が下った。レギュラー番組を降板し、ジャニーズ事務所は山口との契約を解除した。

 降板直後は、DAIGO(42)が代役MCを務めたこともあった。彼は今もレギュラー陣に名を連ねているものの、男性MCは“空席”のままだった。日本テレビの関係者が言う。

「今田さんは日テレで、『人生が変わる1分間の深イイ話』(月・21:00)と、『アナザースカイII』(金・23:00)の2本、レギュラー番組を持っています。

 番組では今田さんが登場する直前、『アナザースカイ』風のVTRが流れてレギュラー陣が驚く場面がありました。日テレの人気番組を支える今田さんだからこそのサプライズ出演だったと思います」

かつては優等生

 実は「ボンビーガール」は今年に入って視聴率が低迷、局内では今や打ち切り説も流れているという。

 番組は逆風を跳ね返そうと、今田を投入したわけだ。それにしても、「『ボンビーガール』が低迷」という事実に驚く方も少なくないだろう。

 日テレは10代から40代のファミリー層を重視し、視聴率三冠王を達成している。数ある人気番組の中でも、「ボンビーガール」は視聴率だけでなく、内容を高く評価される“優等生”として知られていた。

「家族が安心して視聴できる番組として、『幸せ!ボンビーガール』は出色のクオリティを誇ってきました。

 夢を持つ若い女性が上京し、家探しに密着して生まれる人間ドラマは見応えがありました。

 常に視聴率が10%以上という支持を受けただけでなく、大手紙のテレビ欄で、何度も好意的な批評が掲載されました」(前出の日テレ関係者)

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