マスク着用を求められ検便を投げ付けた赤磐元市議の素顔 ワシの好きなようにやるんじゃ

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ワシはもう帰る

 市議のかたわら、地元の猟友会にも所属していたという。

「猟友会ではイノシシの駆除をしていますが、猟友仲間からも嫌われていますね。理由は、やっぱり短気だからでしょうね。なので一匹狼なんですよ」

 行本氏は2期目の時、議会で監査委員を務めていたが、

「監査委員は、予算の審査を行うのが仕事です。ところが審査する前から、理由もなく予算そのものを反対するのです。それで私が、『最初から予算に反対するのは、監査委員として不適格。辞めてもらう』と言ったら、すごく怒って、危うく取っ組み合いの喧嘩になるところでした。一事が万事この調子、同じようなことはこれまで何度もありました。今回の件では、辞職勧告ではなく、懲罰にかけるべきですね」(同)

 他の市議も呆れてこういう。

「3期目に入ってから、言動がこれまで以上に酷くなりました。議長に対しても、『おめえはなあ』という感じで、遠慮はナシ。我が道を行くですね。現在、産業建設委員会に所属していますが、委員会でも自分の意見が通らないと、『ワシはもう帰る』と言って出ていくことも。もう、空いた口が塞がりませんよ」

 家庭内では、こんなエピソードもある。

「かなり昔の話ですが、行本家は仏教を信仰していて、仏壇には先祖の位牌が祀ってありました。ところが、彼がこれからは神道じゃあと言い出して、位牌を捨ててしまったそうです。それが原因で父親と大喧嘩になったとか」(同)

 今回の問題でも、まったく反省の色がなかったそうだ。

「『ワシはワシの好きなようにやるんじゃ』という人ですからね、反省しないのもある意味当然でしょう。来年4月で任期満了ですが、自身は出馬せず、トラック運転手をしている息子を立候補させるようです。もう、新しい選挙用の看板も作っていますよ」(同)

 こんな傍若無人な人が市議だなんて……。

週刊新潮WEB取材班

2020年12月2日掲載

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