“歌手の小金沢君”が酒気帯び運転 中学で裏番、高校でスピード違反のヤンチャ自慢
“歌手の小金沢君”が“容疑者の小金沢”になっちゃった。演歌歌手の小金沢昇司容疑者(62)は、酒を飲んで車を運転したとして、警視庁高井戸署に道交法違反(酒気帯び運転)で逮捕されたのだ。未だ歌は知らないけれど、名前と顔は知っている“歌手の小金沢君”、彼を改めて振り返ってみると、意外にヤンチャな一面があった。
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酒を飲んで運転し、前方で停車中の車に追突……なんだか元TOKIOの山口達也を彷彿させるが、事件現場もそれほど遠くない。
11月28日昼頃、小金沢容疑者は都内の環状7号線で運転中、信号待ちのトラックに追突。駆けつけた警察官が、彼の呼気を検査したところ、基準値を超えるアルコールが検出されたため、酒気帯び運転で逮捕された。幸いトラックの運転手にも怪我はなかったが、小金沢容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。
ところで“歌手の小金沢君”と聞いてピンとくるのは、40代以上の方だろうか。芸能記者が言う。
小金沢君は何者か
「彼が突如として、CMに登場したのは92年8月のこと。興和の販売する喉薬『フィニッシュコーワ』、喉あれや痛みに、水鉄砲のように薬をピュッピュッと噴射するあれですね。このCMに彼が起用されたのです。渡辺篤史のナレーションで、“歌手の小金沢君が使っているのはフィニッシュコーワ”と紹介されるのですが、当時ヒット曲もなく、全く無名であったために、彼は何者なのか、本当に歌手なのか、と話題になったんです。CMではセリフもなく、歌声が流れるわけでもなかったので、余計に興味を持たれたのでしょう。当時、興和には問い合わせが殺到したそうです」
おかげで、その年の流行語大賞の大衆部門で銀賞を獲得。歌手といえば小金沢、と言われるほど、彼の名前と顔は売れに売れた。バラエティ番組や雑誌のインタビューに引っ張りだことなり、演歌の大御所・北島三郎の弟子であることもすぐに知れ渡った。
「なんでも北島さんが興和のウナコーワのCMに出演していた関係で、北島さんが小金沢を連れて同社を訪ねたところ、新CM起用が決まったそうです」
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