「日本に負けない」と大見得を切った文在寅、コロナワクチン確保できず“完敗”で大炎上

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ワクチン確保が為政者の務め

 統一部は11月10日、北朝鮮に約1007億6300万ウォン(約93億6589万円)分のコメを支援するなど、総額で約8276億ウォン(約769億2522万円)を対北朝鮮支援機関に支出する予算を編成した。

 同日、韓国財政部が今年9月時点の国家債務が約800兆ウォン(約75兆円)に達すると発表したにもかかわらず、8000億ウォンを超える国民の血税を北朝鮮に捧げるというのだ。

 北朝鮮への支援を放棄しない一方、財政赤字が深刻化する韓国政府は日本政府に「話し合おう」と手を差し出している。

 日韓両国のみならず、北朝鮮の東京五輪参加に触れるなど、北朝鮮との対話を提案したが、日本に金と物資の支援を求めたいのが本音ではないかと疑いたくなる。

 元在韓日本大使の武藤正敏氏は2017年6月、書籍『韓国人に生まれなくてよかった』を出版し、「私が会った文在寅大統領の頭の中には北朝鮮しかなかった」と述べた。

 韓国は武藤氏を「嫌韓論者」と非難したが、現在の状況を見ると武藤氏は間違っていなかった。

 一日も早くコロナワクチンを確保して、国民の生命を救うことを何よりも優先しなければならない。

 それが為政者の務めというものだ。

 ワクチンを確保できていないにもかかわらず、北朝鮮への支援しか頭にない文大統領に為政者の資格があるはずがない。

韓永(ハン・ヨン)
日韓関係、韓国政治・時事専門ライター

週刊新潮WEB取材班編集

2020年11月28日掲載

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