眞子さま、年末入籍が既定路線だった? 「お気持ち」原案に「今年の年末に入籍」の一文
「今年の年末に入籍するつもりです」
11月13日、結婚が延期されている眞子さまの「お気持ち」を、宮内庁は文書で公表した。世間を騒がせたこの文書だが、実は今年初めに原案ができていた。その原案には、驚くべき文言が含まれていたのだという――。
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本誌(「週刊新潮」)11月12日号でお伝えした通り、眞子さまは今年初め、今回の決意文の原案をすでに書き上げられていた。延期発表からちょうど2年となる今年2月の発表に向けて準備なさっていたのだ。さらにその頃、長官経験者を含む宮内庁OBらに相談する機会が設けられ、小室さんとの結婚の是非、文書の内容についてアドバイスを受けておられたという。
「眞子さまはそうした意見を反映させて文面をトーンダウンさせ、発表の時機を探っておられました。コロナの感染拡大がなければ立皇嗣の礼は4月19日に行われたはずで、その直後、今回の文書が発表される可能性もあったのです」(同)
そして、この修正前の「原案」には、驚くべき一文があったというのだ。
「今回は、結婚の時期について『今の時点で具体的なものをお知らせすることは難しい』としていますが、もとの原稿には『今年の年末に入籍するつもりです』と、明確な時期を示されていたのです。思えば眞子さまは、一昨年の延期の際にも『皇室にとって重要な一連のお儀式が滞りなく終了した後の再来年に延期』するのが適切だと綴っておられた。年末入籍は既定路線だったともいえます」(同)
最終的に文面から削られたとはいえ、かりに4月にお気持ちが発表されていれば、あるいは「年内ゴールイン」を果たされていたかもしれない。というのも、
「女性皇族の結婚は、皇室会議を経る必要がありません。眞子内親王殿下のご意思で小室さんとの婚姻届を役所へ出すことは可能です。それを受けて皇室の戸籍にあたる『皇統譜(こうとうふ)』からは除かれ、一般国民同士の夫婦となります」(皇室ジャーナリストの山下晋司氏)
1億4千万円の一時金
まさしく強行入籍というわけだが、そうした事態が現実となりかねないほど、お二人の想いは揺るぎない。が、当の小室さんは留学中で、少なくともあと半年は学業に勤しみ、来年7月にニューヨーク州の司法試験を受ける予定。たとえ合格しても、直ちに就業できるわけではなく、収入と身分は不安定のままである。
こうした状況でご成婚と相成れば、億を超える一時金が眞子さまへと手渡され、お二人の新生活の糧になる。むろん原資は税金で、それゆえ世間の批判も強いのだが、先の山下氏によれば、
「一時金は結婚の祝い金ではありません。ネットなどでは眞子内親王殿下に対し、まず皇籍を離脱してから結婚すべきだという趣旨の書き込みがあるようですが、結婚以外の理由による皇籍離脱であっても、離脱後の品位保持のためのお金なので、一時金は支払われます」
とのことで、
「過去、黒田清子さんのような天皇の『子』の内親王には満額、大正天皇の『孫』にあたる内親王だった近衛やす子さんと千容子(せんまさこ)さんには1割減の一時金が支給されています。また大正天皇の『ひ孫』にあたる女王だった千家(せんげ)典子さんや守谷絢子さんには女王の限度額である3割減の支給でした。上皇陛下の孫である眞子内親王殿下には1割減というのが前例の点からも説明しやすく、現実的な落としどころではないでしょうか」
黒田清子さんに支給された1億5250万円の1割減だとしても、1億4千万円近くが支給されるわけだから、スカイプで眞子さまを繋ぎ止めた小室さんの“圧勝”といった様相である。もっとも、皇室ジャーナリストの神田秀一氏は、
「小室さんが一体何を考えているのか、それが国民にはいっこうに伝わってきません。『お気持ち』を出されたところで、国民にはじれったさが残るだけです」
400万円を頑として返さない「海の王子」。定職に就こうとしなかった彼の手元に、遠からず30倍以上の大金が転がり込んでしまいそうである。