バイデン当選で「尖閣」が危ない 台湾支配の加速か
最悪のシナリオを覚悟すべきだと識者は警告する。東アジアにおける「対中防波堤」とでも言うべき台湾、そして日本。両者にとって、バイデン政権下で起き得る具体的な悲劇や如何に。
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まず拓殖大学海外事情研究所教授の川上高司氏は、
「バイデン氏は、トランプ氏とちがって分断よりも協調を選ぶでしょう。つまり旧来の国際秩序を重視する。そしてオバマ政権時代の、研究費に中国マネーが流れ込んでいたような親中的シンクタンクがバイデン政権のブレーンに返り咲くでしょうから、それも考えると、中国に対する姿勢は徐々に融和的なものになっていくと思います」
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