ケジメは付けたけど…不倫騒動でわかった「近藤真彦」の事務所での微妙な立ち位置

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CM契約解除、損失額は

 近藤の逆境はこれにとどまらない。CMの違約金問題である。「タイヤ&ホイール専門店フジ・コーポレーション」との契約は自粛処分を下された11月17日をもって終了。事実上の契約解除だ。

 近藤はCM差し替え費用からポスターの作り直し費用まで同社が被った損失の全てを支払うことになる。その額は数千万円単位になるはず。すべての仕事を失う近藤にとっては大きいだろう。

 ジャニーズ事務所が人気タレントを多数抱えているからといって、違約金が免除されたり、減額されたりすることはない。スポンサーも代理店もビジネスなのだ。ほかの事務所の話だが、過去には違約金支払いを巡って裁判になったケースもある。

 近藤の復帰が実現するかどうかはジャニーズ事務所の将来を占う指針になるに違いない。近藤が再び表舞台に立つことがなかったら、それは事務所による年長者のリストラを意味し、新旧交代が加速するだろう。

ライター・鈴木文彦

週刊新潮WEB取材班編集

2020年11月21日掲載

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