肘痛でも現役続行の「斎藤佑樹」 肩や肘を故障する原因を広岡達朗氏が指摘

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 日本ハムの斎藤佑樹投手(32)が、来季も現役を続けるという。今季は右肘痛に悩まされ、プロ10年目で初めて1軍登板がなかった。今後、PRP(自己多血小板血しょう注入)療法を受け、来季は4年ぶりの白星を狙うというけれど……。

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 今季の斎藤は、2軍でもパッとしなかった。19試合に登板し、1勝3敗、防御率9・31。これでは1軍に上がれなかったのも当然だろう。

 今季、不振に見舞われたのは、年間を通じて右肘痛に悩まされたからだ。斎藤は右肘治療について球団と話し合い、手術よりもリハビリ期間が短いPRP療法を受ける予定という。

 振り返れば、肩も痛めていた。

 斎藤は、ルーキーイヤーの2011年は6勝6敗、防御率2・69。12年は5勝8敗、防御率3・98の成績を残したが、この年の終わりに右肩関節唇を損傷。そのため13年は1試合しか登板できなかった過去がある。

夏の甲子園で史上最多投球数

 肩の次は肘の故障。となれば、野球ファンなら、高校時代の“投げすぎ”問題を思い浮かべるはずである。

 彼が“ハンカチ王子”として一躍脚光を浴びた2006年の夏の甲子園では、決勝で駒大苫小牧のエース田中将大と投手戦となり、延長15回でも決着がつかず、決勝再試合に。4対3で優勝している。

 この大会で斎藤は69イニングを投げ、球数948と、いずれも史上最多を記録していた。

 夏の甲子園(1990年~2019年)で、斎藤は投球数ランキングで断トツの1位である。

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