Jリーグ「コロナ担当」が入院 国内スポーツ再開の立役者、激務が原因か

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 Jリーグの“新型コロナウイルス対策本部特命担当部長”が倒れた。

「その人、藤村昇司氏(57)は、東大卒業後、民間企業を経て、Jリーグにヘッドハンティングされた切れ者。記録システム構築など多方面で功績を残しています」

 とサッカーライターが語る。そんな藤村氏が、

「一人暮らしの自宅で、頭から血を流して倒れているところを発見され救急搬送。脳出血との診断が下りただちに手術となりました。出血はかさぶたになっていたというので、倒れてからかなり時間が経過していたようです。現在もまだ入院中です」

 Jリーグのコロナ対応ガイドラインはネット上で公開されている。90ページを超えるもので、あらゆる事態を想定し、手順が詳細かつ整然と綴られている。

「あまりに出来が良いので、サッカーのみならず他の競技団体もこのガイドラインを叩き台にして自分たちの感染対策マニュアルを作成しているほどです」

 サッカーのみならず国内スポーツが少しずつ再開できるようになったのは、藤村氏のおかげといっても過言ではないかもしれない。

「各国の感染状況や海外リーグの対策内容を徹底的に収集して、藤村さんがほぼ一人でこのガイドラインを作り上げたそうです。もしかしたら、その激務による過労が原因で倒れてしまったのかもしれません」

 一刻も早い快復を祈るのみである。

週刊新潮 2020年11月19日号掲載

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