退団の内川聖一、球団との確執が原因か 王会長の恩情にも応えず
常勝時代を支えてきた球団の功労者にしては何とも寂しい最後だった。2軍の試合で退団を発表したソフトバンクの内川聖一(38)は、まるで「ポイ捨て」のごとき扱いだったが、その陰で王貞治会長や球団との間で確執が囁かれているという。
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11月1日、福岡県筑後市の球場を訪れていた王会長の表情は強張(こわば)るばかりだった。その日、内川が試合に出場した後のスピーチで「ソフトバンクのユニフォームを着るのは最後になる」と退団を明言したのだ。...