韓国で「反日不買」の標的だった「ユニクロ」 「+J」発売狂騒に見る「No Japan」の終わり

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日本批判をする若い先生は日本の漫画のファンで

◎ソウル在住 女性2人

 いつもはオンラインショップで購入していますが、今日はネットで購入は出来なかったので友人と急いで出てきました。

 そうですね、いつもユニクロがデザイナーとコラボするコレクションは楽しみにしています。

 もちろん、ヒートテックのインナーも。ソウルの冬には欠かせませんから。

 不買に関してはもう人の目は気にならないです。

 今も友達と「早く日本の温泉に行けたらいいね」って話をしていたところなんですよ。

「反日不買」って政府が作り上げた幻想だってこと、みんな気づいていると思いますよ。

◎地方出身 ソウルの大学生3人

 ユニクロには久しぶりにきたんです。

 大学近くのユニクロだと、知り合いに会う可能性があり、その時に何を言われるかわからないので30分かけてこの店舗に来ました。

 ユニクロがコラボするデザイナーものにはいつも注目しているのですが、まさかジル・サンダーと一緒に仕事するなんてびっくりです。

 よくよく調べたら以前にもしていたんですね。世間知らずをさらしましたが、さらに驚いたのも事実です。

 不買に関しては……去年はちょうど高校3年生だったんですが、その高校はひどかったですね。

 生徒の意思なんて無視され、学校がほぼ強制的に命令するんです。

 学校で使っている日本製の文具を捨てる運動があったり、ホームルームで日本の輸出規制は不当だからって話を聞かされたりで、うんざりでした。

 でも面白いのが、そんな話をする副担任の若い先生は日本の漫画「ナルト」の大ファンなんですね。先生の本心ではなくて、権力側から言わされているのかな? って感じもしましたね(笑)。

 わずか3組ではあるけれど、彼らの率直な意見と、「あつまれ どうぶつの森」「プレステ5」、来月公開のアニメ「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」への盛り上がりぶりなどを見ていると、「反日不買」運動の85%は終わったのではないかと感じる。

 文政権が音頭を取って進めたこの政策・運動が逆に韓国国民を追い詰めたことはかねて触れてきた通りだ。

 コンテンツの力やアイデア、商品のパワーを前に、それがいかに無力だったか、過ちだったかを知る時がきているのかもしれない。

週刊新潮WEB現地取材班

2020年11月16日掲載

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