史上初「秋開催」だけではない「マスターズ」これだけの「特異性」 風の向こう側(82)
いよいよ今週は世界中のゴルフファンが待ちに待った「マスターズ・ウイーク」。
だが、開幕を目前に控えた10月30日、チリ出身の21歳、ホアキン・ニーマンは新型コロナウイルス感染が判明し、マスターズ欠場を余儀なくされた。しかし、ニーマンに代わって出場する「補欠選手」はおらず、急きょ、誰かが招待されることもない。
そして11月9日に発表されたばかりだが、2017年のマスターズ覇者セルヒオ・ガルシア(40)も同じく感染が判明し、欠場となった。
大会史上初めて11月の秋開催となる今年の出場者は、今年3月時点から合計96人でフィックスされており、それ以上、増えることはないまま、この11月に至り、ニーマンとガルシアの欠場によって94人になった。...