SG優勝で約束を果たした「森且行」 SMAPファンが思い出す“3年前の名場面”

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森VS.キムタク

 93年「あすなろ白書」(フジテレビ系列)と、94年「若者のすべて」(同)という2本のテレビドラマで注目を集めた。

 本格派のドラマで脇役として存在感を示した木村を、多くに視聴者は高く評価した。それまでアイドルは主役を演じ、ファンに特化した内容が主流だったからだ。

 こうしてSMAPの「従来のアイドルにはなかった個性」が人気を博すようになり、満を持した形で96年に「SMAP×SMAP」(同)がスタートした。

 番組は第1回から「BISTRO SMAP」を看板コーナーに位置づけていたが、この企画にも森の存在が大きな影響を与えていたという。

「森くんが料理を得意にしていたことから、木村くんと料理で対決するというのが当初のコンセプトでした。2人に人気が集まっていたことが分かります。

 ルックス、スタイル、歌、ダンスのレベルは非常に高かったので、もし彼がSMAPを辞めなかったら、どれほどのスターになったでしょうか」(同)

突然、芸能界を引退

 だが96年3月、森が極秘裏にオートレースの選手候補試験を受験し、合格したことが明るみになる。これが大きな騒動を引き起こした。

「森くんは芸能界を引退することになりました。そのため中居くんを除く4人が2組のチームを作り、互いに料理を作って優劣を競うという方法に変更されたのです」(同)

 当初、森のオートレース挑戦は「SMAPの活動と並行して行う」と報道された。

 タレントの副業という観点から記事を書いたスポーツ新聞もあった。しかしながら、最終的に森は芸能界を引退することになった。

「ジャニーズ事務所としては、アイドルが公営ギャンブルに関わるということを容認できなかったのです。未成年の女性ファンがオートレース場に押し寄せ、車券を買ったら、社会問題になってしまうという懸念もありました」(同)

 SMAPを取るか、オートレースを取るか、という二者択一で、森は後者を選んだ。父親の悲願は「息子をオートレーサーにすること」であり、挑戦したが果たせなかった兄のリベンジという想いがあると報道された。

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