バイデン大統領でも米国は今後10年動揺する可能性 足して2で割る政治手法は通用せず

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 米大統領選は11月7日、バイデン前副大統領の当選が報じられたが、トランプ大統領側はこれを認めず徹底抗戦の構えを崩していない。「公正な選挙で粛々と国のリーダーが選ばれるのが民主主義の基準である」とする現在のグローバル・スタンダートに当てはめれば、今回の大統領選は「失格」と言わざるを得ない。

 18世紀半ばに英国から独立し、世界初の民主主義国家となり、その後民主主義の「伝道師」を自認してきた米国に今何が起きているのだろうか。

「アメリカ合衆国が、その建国から『民主主義の国』であったというには、いくつかの留保が必要である」
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