幻の車両「285系」「A100形」は、なぜ開発・製造段階で中止になったのか
三菱重工業が取り組んでいたYS-11以来となる国産ジェット機開発は、新型コロナウイルスの感染拡大によって終止符が打たれることになった。
三菱重工業は2008年に子会社の三菱航空機を設立。以降、社運をかけて「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の開発に邁進してきた。紆余曲折を経て、「三菱スペースジェット(MSJ)」へと改称したが、それでも目指すべき目標は変わらなかった。
夢の実現にまであと一歩まで迫りながらも、コロナで航空機による移動需要は消失。...