山本舞香に飛び火した“彼氏”の不祥事 今こそ問われるヤンキー根性

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反省で人気は作れない ブレないヤンキーキャラのお手本は工藤静香

 交際相手の不祥事を受けて、バッシングを受ける芸能人。その筆頭でありレジェンドは工藤静香だろう。彼女もまた、ヤンキーっぽい雰囲気と美貌で人気を博し、言わなくてもいいことを言ってしまうタイプでもある。

 元彼・YOSHIKIさんとの交際発覚のきっかけは、彼の飲酒運転とスピード違反。工藤さんは助手席に同乗していたという。世界的アーティストの犯罪と熱愛に、世間は大騒ぎになった。後に破局説も流れたが、工藤さんがすごいのは「まだ別れていません」と直筆FAXをマスコミ各社に送りつけたことだ。また、夫である木村拓哉さんも追突事故を起こしているが、その日の行動もザ・静香である。自分が焼いたパンの写真をインスタにあげたそうだ。これまた批判を浴びたが、もはや笑ってしまうほどのマイウェイぶりである。

 けれども彼女が歌手として、知名度あるタレントとしての実績と基盤があるからこそできる行動なのも確かだ。アンチも相当に多いがファンも多く、夫婦そろって芸能界随一のパワーカップルであり続けている。誰に何を言われても、己の思う道を行く。批判されようと、だから何?という揺らがぬスタンス。

 他にもキョンキョンやゴマキなど、不倫しようと身内が犯罪者だろうと、人気が衰えないヤンキー美女タレントたちもいる。反省や自分語りで人気は作れない。実績なくして、ヤンキーキャラを貫くことはできないのである。

 そしてヤンキーの中で一番カッコ悪く嫌われるのは、負ける人間ではない。「口だけ番長」だろう。世間の空気には負けない、自分のやり方で大事な人たちを守ると言っても、実績がなければ軽んじられてしまう。だとすれば“彼氏”をめぐる今の状況は、彼女にとって勝負どころとも言える。顔の良さでも口の悪さでも彼氏の名前でもなく、代表作の多さを挙げられる女優になれるかどうか。まずは「トンカツDJアゲ太郎」の興行収入もアゲて、女もアゲるぜ、ってところを見せてほしい。お前に言われなくても舞香もそのつもりだよ、と言われるだろうけど。

冨士海ネコ

2020年11月8日掲載

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