「あの地獄の日々に比べれば『在宅』は楽勝」のはずだが……──在宅で妻を介護するということ(第12回)

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「自宅で看取ることになるかもしれない」 そんな覚悟もしつつ、68歳で62歳の妻の在宅介護をすることになったライターの平尾俊郎氏。介護も家事もそれなりに楽しみを見いだせたのには、その前段階で味わった「地獄」の体験も関係があるという。

 体験的「在宅介護レポート」の第12回である。

【当時のわが家の状況】
夫婦2人、賃貸マンションに暮らす。夫68歳、妻62歳(要介護5)。千葉県千葉市在住。子どもなし。夫は売れないフリーライターで、終日家にいることが多い。利用中の介護サービス/訪問診療(月1回)、訪問看護(週2回)、訪問リハビリ(週2回)、訪問入浴(週1回)。...

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