「七人の秘書」人気の秘密……「ハケンの品格」「ドクターX」を受け継ぐ中園ワールド

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 木曜21時の「七人の秘書」(テレビ朝日)が好調だ。10月22日の初回視聴率は13・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)、第2話も13・7%と勢いは衰えない。民放プロデューサーは、脚本家・中園ミホの新たなヒット作になることは確実と指摘する。

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「七人の秘書」は、木村文乃(33)ほか広瀬アリス(25)、菜々緒(32)、大島優子(32)、室井滋(年齢非公表)、韓国人女優のシム・ウンギョン(26)らが、元締めの江口洋介(52)とともに、弱者の恨みを晴らす勧善懲悪ドラマだ。

 第2話(Mission2)では、パワハラが酷いお局様(杉田かおる[55])を挫いて見せた。SNSでも高評価の声が少なくない。

〈杉田かおるさん久しぶりに見た気がするけど、意地悪な感じすごいいいと思うんだけどなぁ。上手。ヒール役でたくさんお仕事やってくれたら面白そう~〉

〈半沢直樹の女版て感じね。美女たちの反撃はめちゃ爽快!〉

〈録画して2話観たけどめっちゃスカッとする!! 半沢直樹と水戸黄門と必殺仕事人を足して割ったみたい〉

実は「木枯らし紋次郎」?

「半沢直樹」(TBS)に例えられるのは、第1話、2話とも木村と広瀬が勤めている銀行が舞台だったためだろう。「水戸黄門」と「必殺仕事人」になぞらえる人も多い。民放プロデューサーは言う。

「勧善懲悪のストーリーですから、パッと浮かぶのはそういったドラマでしょうね。ただ、脚本の中園ミホさんは『木枯らし紋次郎』(フジテレビ:1972~)の大ファンなんです。中村敦夫(80)さんの主演で、助けを求められても“あっしには関わりのねぇこって……”と傍観しながら、最後にはキッチリと敵を討つ。それまでの時代劇になかったニヒルな主人公が大ウケしました。このニヒルさは、中園脚本である『ハケンの品格』(日本テレビ)の大前春子(篠原涼子[47])や、『ドクターX~外科医・大門未知子~』の大門(米倉涼子[45])にも活かされ、『七人の秘書』にも受け継がれていると思います」

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