“大麻ツイート”をやめた理由をお話します……高樹沙耶が石垣島で語ったホンネ

エンタメ

  • ブックマーク

大好きな青い海はすぐ近くにある。私は幸せです

 だが、自分が活動してきた道に悔いはないという。

「私が大麻についてツイッターで発信しはじめた数年前は、私くらいしかいなくて、“いいね”が数件つけばいいほうだった。でも最近は、いいときは数千件の“いいね”がついたし、フォロワーも3万人を超えました。わかってくれる人にちゃんと私の言葉は届いていた。自分がもがき続けたからこそ、少しは議論が進んだと自負するところもあるのです」

 そして、最後にこう訴えるのだった。

「なんで大麻、大麻なんだって、大麻で頭がおかしくなったんじゃいかって言われるけど、大麻だけにこだわってきたわけじゃないの。私が大麻運動を始める前に向き合った社会問題は原発でした。あのとき私は、国に当たり前のものとして押し付けられたものに、疑問を持つことの大切さを知ったのです。大麻を通して、それを伝えたいという思いがあったんです。

 私をジャンキーと哀れんで見ている人もいるかもしれませんが、私は幸せですよ。だって、私にはこの場所がありますから。大好きな青い海がすぐそばにあって、私を誰よりもわかってくれる人もそばにいる。芸能界にいたころよりは地味な生活にはなりましたが、今、とっても私は幸せです」

〈つづく〉

週刊新潮WEB取材班

2020年11月3日掲載

前へ 1 2 3 4 次へ

[4/4ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。