“大麻ツイート”をやめた理由をお話します……高樹沙耶が石垣島で語ったホンネ
大好きな青い海はすぐ近くにある。私は幸せです
だが、自分が活動してきた道に悔いはないという。
「私が大麻についてツイッターで発信しはじめた数年前は、私くらいしかいなくて、“いいね”が数件つけばいいほうだった。でも最近は、いいときは数千件の“いいね”がついたし、フォロワーも3万人を超えました。わかってくれる人にちゃんと私の言葉は届いていた。自分がもがき続けたからこそ、少しは議論が進んだと自負するところもあるのです」
そして、最後にこう訴えるのだった。
「なんで大麻、大麻なんだって、大麻で頭がおかしくなったんじゃいかって言われるけど、大麻だけにこだわってきたわけじゃないの。私が大麻運動を始める前に向き合った社会問題は原発でした。あのとき私は、国に当たり前のものとして押し付けられたものに、疑問を持つことの大切さを知ったのです。大麻を通して、それを伝えたいという思いがあったんです。
私をジャンキーと哀れんで見ている人もいるかもしれませんが、私は幸せですよ。だって、私にはこの場所がありますから。大好きな青い海がすぐそばにあって、私を誰よりもわかってくれる人もそばにいる。芸能界にいたころよりは地味な生活にはなりましたが、今、とっても私は幸せです」
〈つづく〉
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