宮崎美子、40年ぶり写真集が大ヒット、過去のケースと比較して改めて分かった“偉業”

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

伝説のCM

 見事に選考を通過し、1980年1月25日号の表紙を飾った。これが縁となり、篠山紀信がミノルタのCM撮影に誘った。

 撮影地がサイパンだったため、宮崎は海外旅行ができることを喜んだという。

「ミノルタのCMで宮崎さんは少し恥ずかしがりながら、木の横でTシャツとジーンズを脱いで水着になりました。これを視聴者は圧倒的に支持し、大ヒットCMとなります。

 社会的現象と言えるほどの人気作となったのは、宮崎さんが80年代の女性としても、少しふくよかなプロポーションだったからだと思います。非常に健康的な魅力がありましたからね」(同・井狩氏)

 おまけに水着姿を披露した女性は、名門国立大学の熊本大学、それも法学部に在籍していたという意外性も大きかった、と井狩氏は指摘する。

 40年ぶりの水着写真は、デビューの時より美しかった──これは宮崎だけに起きた奇跡なのかもしれないが、近年、同種の企画が盛り上がっているようだ。

実はブームだった写真集

「X年ぶりの写真集」として報道されたものに、どんなものがあるのか、新聞記事のデータベースを使って調べてみた。

 検索対象は日刊スポーツ、スポーツニッポン、スポーツ報知、サンケイスポーツ、デイリースポーツの5紙。電子版は対象外で、紙面に掲載された記事からランキングを作った。表でご覧いただこう。

 改めて宮崎の「40年ぶり」が、ギネス級だと実感させられる。春やすこ(59)の34年ぶりも強い印象を受けるが、こちらは週刊誌の単発企画だ。

 由美かおる(69)と未唯mie(62)はグラビアを撮り下ろしたが、酒井法子(49)はデビュー当時のお宝写真と、沖縄で撮り下ろした水着写真の“二本立て”だった。

 こちらの表では、南野陽子(53)がアイドル時代の未公開ショットと、現在の水着姿という“二本立て”で、他の5人はいずれもグラビアを撮り下ろした。

次ページ:柳の下に泥鰌は確実

前へ 1 2 3 次へ

[2/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。