タワマン強盗にタンス預金を狙われた「セクシー女優」里美ゆりあさん 全てを語る
未成年の強盗団との生々しい会話を本人が振り返る
26日午前、東京・目黒のタワマンの高層階に、3人の男が押し入って現金およそ500万円を奪って逃げた事件。被害者の30代女性とはセクシー女優の里美ゆりあさん(35)だった。2億4500万円にのぼる所得隠しを5年前に国税に指摘されたことがある彼女が、強盗に襲われた当時を振り返った。
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「3人組は宅配業者を装って訪れたということで、被害者は30代の女性です」
と、警視庁担当記者。
「3人組と女性は面識がなかったようですが、“金を持っているだろう”などと女性を脅していることから、女性がお金をそこに貯め込んでいることを何らかの形で知っていたと警視庁は見ています」
都会の堅牢なセキュリティーを誇るタワマンに押し入ることができたのは、宅配業者になりすます手口の巧妙さと「女性宅に現金が存在する」という確かな情報あってのことなのだろう。
周辺の防犯カメラの映像を分析したところ、あっという間に3人組は逮捕。
「強盗などの疑いで逮捕されたのは、17歳から19歳の少年3人です。彼らは女性の室内のクローゼットにあった金庫や封筒から現金を奪う際に、“俺は人を刺したこともある。金を出せ”などと言って脅したということです」
そして、被害者の30代女性とは、セクシー女優として活動している里美ゆりあさん。
里美ゆりあさんと言うと、以前に東京国税局から2億4500万円の所得隠しを指摘されていた伝説のセクシー女優でもある。
里美さんはその件も含めて自叙伝にまとめている。
では、この所得隠しを報じた週刊新潮の記事をベースに振り返ってみよう。(※年齢などは2015年9月当時のものです)
国税に狙われた銀行口座の2億4500万円
職業寿命が2~3年というセクシー女優たちの業界にあって、今年でデビュー9年目になる里美ゆりあさん(31)は、数少ない売れっ子女優の1人である。
ショートヘアと大きな瞳が印象的で、今年8月発売のベスト版では「男を悦ばせる天才」と冠もついている。もっとも、そんな彼女に鼻の下を伸ばすことなく、鋭い眼光を向け続けた男たちがいる。
2014年6月、ゆりあさんを「丸裸」にしたのは、東京国税局の「課税部・資料調査課」に所属する腕利きの調査官たちだった。
「組織名の『料』の偏に因んで『コメ』との隠語で呼ばれる彼らは、任意の調査で個人や法人の大口所得隠しを暴きます。その調査力は、強制調査ができる『マルサ』こと査察部を凌ぐとも言われる」
と、国税関係者。
「彼らは、彼女の銀行口座の出し入れを見て、07年から13年までの7年間で約2億4500万円の所得があったことを突き止めました。おまけに彼女は、毎年の確定申告を義務付けられている個人事業主であるにもかかわらず、その間に一度も申告を行っていなかった。その結果、『所得隠し』を指摘されたのです」
女優のギャラは、高くても1本100万円と言われている。彼女の出演本数は年間20本にも満たないのに、どうやってそんな大金を稼いだのか。
「実は、女優としての報酬は約4500万円分だけで、残りの約2億円は個人的に相手をした男性から得たものでした。彼女はそれを現金で受け取り、自分の銀行口座に入れていたのです」(同)
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