気が付けば彼女に1年間も鏡を見せていなかった……──在宅で妻を介護するということ(第11回)
「自宅で看取ることになるかもしれない」 そんな覚悟もしつつ、68歳で62歳の妻の在宅介護をすることになったライターの平尾俊郎氏。少しずつ回復する様に喜びを感じ、また家事に楽しみも見出しながら過ごしていたのだが、「男って駄目だなあ」と反省することも。
体験的「在宅介護レポート」の第11回である。
【当時のわが家の状況】
夫婦2人、賃貸マンションに暮らす。夫68歳、妻62歳(要介護5)。千葉県千葉市在住。子どもなし。夫は売れないフリーライターで、終日家にいることが多い。...