本仮屋ユイカが語る「SNS」との向き合い方 YouTubeで変わったファンとの関係とは

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ユーチューバーへの憧れ

 コロナ禍を受け、有名芸能人のYouTube参入が激増している。そんな中、女優の本仮屋ユイカさん(33)も4月に公式チャンネル「ユイカのラジオ」を開設。テレビとは違う、ほっこりとした雰囲気で着実にファンを増やしているのだ。今回はそんな本仮屋さんに、YouTubeを始めて変化したファンとの関係、SNSでの誹謗中傷との向き合い方、今月放送が開始した主演ドラマ「片恋グルメ日記」(TOKYO MX)などについてお話を聞いてみた。

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――4月に公式YouTubeチャンネルを開設されましたが、きっかけは?

「やっぱりコロナの影響は大きいです。時間もできましたし、ファンの方に『私は元気に生きてるよ』と伝えたい気持ちもあって。

 そもそも、以前からユーチューバーへの憧れはずっとありました。歌でも作品でも、自分主導でものを作っている人に憧れるんです。

 役者って、受け身なことが多い仕事なんですよ。テレビ局が企画し、脚本家の方がストーリーを作り、スタッフさんがロケハンして撮影準備してくれて、役者が登場するのは一番最後。

 しかも、基本的には書いてあることをやらなくてはいけません。もちろん、やるべきことに全力で応えるのも楽しいんですけど、『ゼロから自分でつくる』という経験をしてみたかったんです。

 コロナで時間ができて、“私にできることはないかな”と考えたときに『ただ喋る』ならできるかもしれない、と思いました。聞き流すように楽しんでほしいという意味と、もともとラジオが好きなので『ユイカのラジオ』という名前にしました。

 ラジオって、観るメディアよりも視聴者との距離が近くて、リラックスして聴けるじゃないですか。自分のYouTubeをそういう場所にできたらな、って思って名付けました」

家族からは「苦言」も…

――本仮屋さんのYouTubeは“手作り感”も魅力だと思います。

「それは企画、撮影を一人でやっているからかも。編集は友人にお願いしているのですが、ヘアメイクなど、それ以外のことは全て自分でやっています。

 今後スタッフを入れたりする野望もありますが、今はまず予算がありません(笑)。普段からテレビ、ラジオは人に囲まれて作っていますが、逆に自分のチャンネルでは、『ただただアマチュアの私がやっている』ということが重要な気がしています。

 見ている人と同じ家にいるようなリラックスした空気にしたいから、撮影は一人で行っています」

――コメント欄を見ると、ファンとの距離が近いと感じます。

 そう言って頂けると嬉しいです。撮影中に「おなかすいた」と急にお菓子を食べ始めたりするからかもしれません(笑)。

 YouTubeの良さってNGがないことだと思うんです。トラブルなどネガティブなことも含めて発信できるところがいいなと。家族からは『そこまで素をさらけ出すのはどうか』と苦言も呈されているんですけど(笑)、自分の『作品』だと思っているので、そのままでいいと思っています」

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