“暴走老人”の手本となる群馬88歳被告 「人生の最後に罪を償いたい」

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 高齢者による自動車運転について大きな議論を呼ぶきっかけとなった東京・池袋の暴走事故。母娘2人の命を奪い、9人に重軽傷を負わせた飯塚幸三被告(89)が10月8日の初公判で「原因は車の不具合だった」と無罪を主張したのは周知の通り。一方でその2日前、東京高裁では“真逆の光景”が展開されていた。同じく運転中に死傷事故を起こした高齢被告が「どうか有罪にして」と求めたのだ。

 2018年1月、当時85歳の男性は群馬県前橋市を走行中、自転車に乗った女子高生2人をはね、1人が死亡、1人が重傷を負う。...

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