「長野智子」がフジテレビに復帰 突然の「サンデーステーション」辞任に周囲は困惑

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 20年にわたってテレビ朝日の報道番組を支えたフリーアナの長野智子(57)が、このほどフジテレビに復帰した。“古巣”へ舞い戻った彼女を、果たしてテレ朝はどう見ているのか。

「2000年4月から『ザ・スクープ』、その後も『報道ステーション』などの看板番組でMCを務めてくれた一大功労者ですが……」

 とはテレ朝関係者。

「9月27日、彼女が同じくMCを務める『サンデーステーション』の放送終了後に“長野さんから話がある”とフロアにスタッフが集められたんです。彼女は緊張した面持ちで“今日が最後になります”“長い間、お世話になりました”と謝意を述べましたが、同時に、“もっと長く続くと思っていた”と、涙を浮かべる場面もありました」

 ナンとその場に居合わせたほぼ全員、降板の件を知らされていなかったそうで、

「突然の告白に“いつ決まったの?”“後任は?”と、驚くやら戸惑うやら。挨拶では自身の去就に一切触れなかったので、彼女がいきなりクビを宣告されたと勘違いした人も多く、“急に過ぎるのでは”とか“可哀そう”と同情を寄せる声も上がったほどです」

 が、そんな空気も4日後の10月1日には一変。編集局幹部が後を継ぐ。

「フジの『とくダネ!』を見ていたら、二回り年下のMC・山崎夕貴アナの脇にコメンテーターを務める長野さんのお姿が……。ちゃっかり次の仕事を決めていたワケで“お台場のスタジオは初めて”と嬉し気に話す様子には、同僚たちも“あの涙は何だったんだ”と口々に呆れていました」

 そこで思い出したことがある、と続けて言うには、

「かつて、ある事件を取材していたスタッフが、他局に先駆けて事情に詳しい人物の独占インタビューを取り付けたことがありました。すると、それまで興味を示さなかった彼女が“番組の顔である私が行くべきでしょ”と言い出したんです」

 周囲は難色を示したが、

「彼女はテレビカメラを従え、勇んで現場に出ていき、いきなり玄関口でマイクを突きつけた。驚いた相手は“初対面の人に話せることではない”と態度を一変、取材を断りました。スタッフの地道な努力を台無しにしながら、彼女からのお詫びはありませんでした」

 そんな過去を知るからか、

「長野さんは、心の底では周りを信じていなかったのかも。フジへの復帰を隠したのも、話が漏れるのを防ぐためだったのでは」

 立つ鳥跡を濁したか。いや“煙に巻いた”のか――。

週刊新潮 2020年10月15日号掲載

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