「蓮舫」幹事長がポストを外された理由 自民参院幹事長との“蜜月”に横槍が入り…

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 参議院に地殻変動である。

 今月1日、立憲民主党の人事で、蓮舫参院議員(52)が就いていた参院幹事長のポストが羽田雄一郎氏に挿(す)げ替えられることになった。

「さらに、蓮舫氏は重要ポストの予算委員会筆頭理事も交代させられる見通しです」(政治部記者)

 実は、これに遡る9月、参院自民党でも地崩れが起こっていた。

「かつての参院のドンこと青木幹雄元参院会長の長男・一彦氏が予算委員会の筆頭理事に就任することになり、石井準一参院幹事長代理(62)が筆頭理事から降りることに。あくまでも竹下派同士での交代ですが、細田派など他派閥が石井氏と蓮舫氏の“近さ”を問題視したという裏事情があったのです」

 同じ時に筆頭理事を務めた蓮舫氏と石井氏だが、

「石井氏には、蓮舫氏との信頼関係がある自分にしか、吉田博美元参院幹事長亡き後の参院は仕切れないという自負があった。それで、国対とは別のラインで参院予算委員会の審議を主導しようとしたんです。今年の1月に世耕弘成参院幹事長が蓮舫氏のことを揶揄するツイートをした際にも、ものすごい剣幕で石井氏が怒鳴り込んできたといいます」

 二人の関係は、周囲に「異様」と映り始めた。

「蜜月ぶりを見かねた森喜朗元総理が参院竹下派に苦言を呈し、筆頭理事の交代という事態になった。もっとも、石井氏からすれば一彦氏は後輩議員なので、影響力は残せそうですが」

 一方の蓮舫氏は哀れだ。

「彼女は、石井氏とのコンビで参院の立憲は存在感が高まったとばかりに、与党に振り回される衆院側を見下し、反感を買っていた。石井氏が筆頭理事を外れる以上、蓮舫氏に用はないと切られてしまったのです」

 人事に深い事情アリ。

週刊新潮 2020年10月15日号掲載

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