中東はなぜ“親日”が多いのか 東日本大震災義援金の4割はクウェートからだった

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 クウェートのサバハ首長が9月29日、米国の病院で亡くなった。享年91。クウェートは中東ペルシャ湾岸の立憲君主国だが、日本との縁は深い。特にサバハ首長は日本の皇室の在り方に、深い敬意を抱いていたのだという。ジャーナリストの西川恵氏の著書『皇室はなぜ世界で尊敬されるのか』には、クウェートと日本の皇室をめぐる興味深いエピソードが登場する。以下、同書から引用してみよう。

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 広島平和文化センター理事長の小溝泰義(こみぞやすよし)氏は、外務省での最後のポストが駐クウェート大使だった。...

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