収録で全治3か月のトレエン斎藤 フジの謝罪文は“ここがおかしい”と指摘する声

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とんねるずの番組で多発?

 一方、とんねるずの番組で事故が多かったのは間違いない。長寿番組だからという可能性は考えられるが、バラエティ番組の事故を減らすためには、改めての検証が必要なのかもしれない。

 民放キー局でバラエティ番組に携わるスタッフは、「テレビ業界でも『またか』と騒ぎになっていますが、フジテレビさんの釈明も問題視されており、業界で波紋が広がっています」と明かす。

「スポニチさんの報道では、スタッフが事前にテストした際、30センチほど浮いたとのことです。もし、これが事実なら、この時点でボツになっても不思議ではないと思いました」

 実は「お尻の下でエアバッグを炸裂させる」という動画は存在し、欧米のネットメディアを中心に広く紹介されている。

 日本ではAOLオンライン・ジャパン「Aolニュース」が2015年2月、「自動車のエアバッグをお尻の下に敷いて炸裂させるとどうなるか?【動画】」の記事を配信している。

事故は防げた?

 記事によると、チャレンジした人間は確かに吹き飛ばされている。リンク先の動画はすでに削除されて見られないが、動画をキャプチャーした写真が掲載されている。

 だが記事本文には《予想以上に強かったエアバッグによる衝撃で、彼は脊椎を負傷してしまった》と結果が伝えられ、《くれぐれもこうした行為を真似しないで頂きたい》と注意喚起を行っている。

「フジテレビの番組スタッフは、ひょっとすると、こうした動画や記事を見たのかもしれません。

 そして安全性について考えず、『これは面白い』と安易に採用したのではないでしょうか」(同・スタッフ)

 もっとも、スポニチアネックスの報道によれば、30センチしか飛ばなかったという。これは制作スタッフにとって「面白くない」絵になる。

 ここで止めておけば、斎藤が大けがをすることもなかった。だが、番組スタッフは撮影に踏み切った。

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