結成50年「細野晴臣」が回想する「大瀧詠一」と「はっぴいえんど」(篠原 章)
今年2020年は、“はっぴいえんど”結成50周年にあたる。“はっぴいえんど”と聞いてもピンとこない向きもあるだろうが、ロックやポップスに関心の深い40代から60代の読者であれば、「細野晴臣、大瀧詠一、松本隆、鈴木茂の4人が1970年に結成したロック・バンド。『はっぴいえんど』(通称『ゆでめん』70年)、『風街ろまん』(71年)などの伝説的なアルバムを残して73年に解散した」といった型どおりの解説は必要ないだろう。
「日本語ロックを確立したバンド」というのがはっぴいえんどへの一般的な評価である。...