みやぞん人気に陰り? 気がつけばティモンディ「高岸宏行」が大人気

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驚くほどの“共通点”

 2017年6月、報知新聞は連載「笑いのHo!石」で、ANZEN漫才を取り上げた。見出しは「イッテQでブレイクした足立区のヒーロー」だった。(註:全角英数字を半角に改めるなど、デイリー新潮の表記法に合わせた、以下同)

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 ANZEN漫才のみやぞん(35)が人気を獲得したのは、見出しにもある通り、「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系列・日曜・19:58)がきっかけだった。

 出演したコーナーは「世界の果てまでイッタっきり」。16年にオーディションで抜擢されると、スペインで闘牛にチャレンジ、これが評判になった。

 そもそも与えられた課題は、単に闘牛にチャレンジすればいいというものではなかった。

 猛突進してくる牛をアクロバティックに飛び越える荒技「ブル・リーピング」に成功しなければ日本に帰れないというものだった。

 18年8月、みやぞんは「アナザースカイ」(日本テレビ系列・金曜・23:00)に出演。闘牛に挑戦した時、恐怖と絶望に打ちのめされたと振り返っている。

 ブレイクを果たしたことについては、「『イッテQ!』さんのおかげで今があるといっても過言ではない」と感謝した。

 19年にはインドロケ中、火の輪くぐりの着地で左距骨(足と足首を繋ぐ部分)を骨折し、全治2か月と診断されたことも話題になった。

視聴率が下落?

 ところが、である。民放キー局で、バラエティ番組の制作に携わるスタッフは「ここ最近、みやぞん人気に陰りが出始めています」と指摘する。

 9月27日の「イッテQ!」は「世界の果てまでイッタっきり in 東京都」を放送した。

 みやぞんに与えられた課題は「クラッシックの名作曲家50人の顔と名前を暗記し、代表曲の一節をピアノで弾く」というものだった。

 では、ビデオリサーチが発表する、関東地方、世帯の平均視聴率を見てみよう。

「イッテQ!」の世帯視聴率は13・5%。ライバルの「ポツンと一軒家」(朝日放送テレビ制作・テレビ朝日系列・日曜・19:58)は16・8%だった。

 大河ドラマ「麒麟がくる」(NHK総合・日曜・20:00)は12・9%、「バナナマンのせっかくグルメ!!」(TBS系列・同)が12・0%という結果だった。

 普段なら「イッテQ!」と「ポツンと一軒家」は、あと数パーセントは高い数字になる。

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